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論理の力を身につけよう——「論理トレーニング101題」

Description

本書は、論理の力を身につけるための本である。本書では、論理の力とは以下のように定義されている。

論理の力といっても、しばしばそう誤解されているような、「思考力」のことではない。もちろん論理の力を発揮するためには、なにげなく見過ごしていたところで立ち止まって入念にチェックしたり、道筋を整理したりすることも要求される。だが、論理の力とはむしろ思考を表現する力、あるいは表現された思考をきちんと読み解く力にほかならない。それは、言葉を自在に扱う力、われわれにとっては日本語の力の一つなのである。

-- P1

要は日本語の読み書き能力ですな。論理の力を身につけるために101問用意されている。例えば、最初の問題はこれ。

問1 次の文章のおかしな点を指摘せよ。

「清潔はビョーキだ」の著書がある東京医科歯科大の藤田紘一郎教授(寄生虫学)も、座り派の増加について「清潔志向が行きすぎてアンバランスになってしまっている」と指摘する。「出たばかりの小便は雑菌もほとんどいない。その意味では水と同じくらいきれいだ。なんで小便を毛嫌いするのか。ばい菌やにおいを退けすぎて、逆に生物としての人間本来の力を失いかけているひとつの表われでないといいのですが」(朝日新聞、2000年3月26日付朝刊)

-- P2

出たばかりではない小便について言及していないことに違和感。そもそも雑菌の有無とは別に見た目の汚れについて考えるべき。「ばい菌やにおいを退けすぎる」なら「人間本来の力を失いかけている」というのも論理が飛躍しすぎ。

なんだこれ。簡単すぎかよ!

Conclusion

どんなにテクノロジーが発達したとしても論理の力は必要であることは疑う余地がないだろう。そういう意味で本書はあらゆる人におすすめしたい一冊だった。

さて。かく言う私は、本書全体で5~6割程度しか完答できなかったのでした。特に、論述の文章構造の理解などがあまりよろしくなかったようで。ごめんなさい。ちゃんと勉強します。

薄いし1日もあれば読めます。

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