Mukai Systems

ハワイコナ

私はコーヒーが好きだ。おそらくカフェイン中毒者である。そういったわけで、週に一度は近所のコーヒーショップでコーヒー豆を買う。

このコーヒーショップでは、店内で生豆選ぶとその場でいい感じに焙煎してくれる。焙煎はコンロと、ヒート板からなる、原始的なロースターによって行われている。店長曰く、「これで十分。」とのことである。経験を詰むと、豆のはぜる音でどれくらい焙煎が進んでいるかまで分かるようになるというのだ。facebookに写真があるようなので気になる方は確認されたい。

毎週通っているものだから自然と仲良くなり、ある日仕事や趣味の話になった。当時、友達がECサイトを構築する事業を起こしていて、私はバックエンドの開発を手伝っているという話をした。たまたま、店長もECサイトを構築しようとしていたらしい。

「時代はオンラインショップだ。」

というわけで、成り行きで構築した記念すべきECサイト1号店が「コーヒーロースト大島中の橋店 オンラインショップ」である。1

先週「在庫数が更新できない。」と言われて不具合の対応を行ったのだが、今日は解決したお礼にとコーヒー豆を頂いた。

これが、お礼に頂いたハワイコナである。3000円/200gなので、私のような庶民には買えない代物。2

欠点豆がまったく見当たらない。丁寧にハンドピックされていることが一目瞭然である。

我が家ではハンドミルで挽く。

蒸らす工程で膨らむのは、豆が新鮮な証拠。

じっくり抽出して完成。

普段飲んでいるコーヒーもさることながら、ハワイコナも素晴らしい味と香りであった。

自分の技術が誰かのためになることほど、喜ばしいことはない。これからも誰かのためになるような仕事をしていきたい。


[1] 私の知る限り、これが最初で最後の店舗である。そして、2024年の9月に経営者が交代になったことに伴って閉鎖されてしまった。

[2] 焙煎により180gに減り、一杯あたり12g使うとすると、200円/杯である。安いと思った人は、お金持ちか、そうでなければ、おしゃれなカフェを常用しすぎて豆そのものの価値を見誤っている。