あの芸術家はどうやって日々を過ごしていたのだろうか——「天才たちの日課」
Description
著名な芸術家たちは、どのように日々を過ごしていたのだろうか。本書は161人もの芸術家の日課についてまとめた本だ。それぞれの専門を抜き出すと次のような感じ。
- 詩人
- 画家
- 作家、思想家
- 作家
- 作家
- 映画監督
- 映画監督
- 作曲家
- 作曲家
- 作曲家
- 哲学者
- 作家、思想家
- 政治家
- 作家
- 作家
- 作曲家
- 作家
- 画家
- 作家
- 思想家、経済学者
- 精神科医、心理学者
- 精神科医、心理学者
- 作曲家
- 作曲家
- 画家
- 画家
- 詩人
- 作家
- 作家
- 作家
- 作家
- 作家
- 作曲家
- 作家
- 作家
- 劇作家
- 作家
- 作家
- 作家
- 画家
- 作家
- 作曲家
- 作曲家
- 作家
- 行動学者
- 文化人類学者
- 神学者
- 作家
- 作家
- 哲学者
- 心理学者
- 作家
- 作家
- 作家
- 作家
- 作家
- 作曲家
- 作曲家
- 画家
- 哲学者
- 詩人
- 作曲家
- 作家
- 作家
- 作家
- 作家
- 造形芸術科
- 詩人
- 作家
- ミュージシャン
- 詩人
- 詩人
- 作家
- 作家
- 作家、哲学者
- 映画監督
- 映画監督
- 作家
- バレエ振付家
- 風刺画家
- 作家
- 作家
- 批評家、ジャーナリスト
- 詩人
- 建築家
- 建築家
- 作曲家
- 作家
- 詩人、作家
- 発明家
- ピアニスト
- 彫刻家
- 作家
- 作家
- 作家
- 作家
- 作家
- 詩人、批評家
- 哲学者
- 詩人
- 哲学者
- 作家
- 歴史学者、哲学者、劇作家
- 作曲家
- 作曲家
- 作家
- 作家
- 作家
- 作家
- 生物学者
- 作家
- 作家
- 作家
- 作曲家
- 作家
- 発明家
- 画家
- 画家
- 画家
- 作曲家、ピアニスト
- 作家
- 画家
- 建築家
- 建築家
- 数学者
- 画家、映像作家
- 環境保護論者、評論家
- 作家、評論家
- 文芸評論家
- 作家
- 物理学者
- 作家
- 作家
- 作家
- 作家
- 作家
- 作家
- 画家
- 作家
- 画家
- 作家
- 作家
- 作家
- 作家
- 作家
- 神経学、精神医学者
- 作家
- 漫画家
- 作家
- 作家
- パフォーマンス・アーティスト
- 振付家
- 作家
- 作家、評論家
- 作家
- 画家
- 作家
- イラストレーター、デザイナー
- 作家
- 進化生物学者
- 作家
これを専門別に集計したのが以下のリスト。原題「Daily Rituals: How Artists Work」から推測できるように、そのほとんどが作家、作曲家、画家、詩人で、芸術家が対象である事が分かるだろう。
- 作家: 78
- 作曲家: 17
- 画家: 14
- 詩人: 10
- 哲学者: 7
- 建築家: 4
- 映画監督: 4
- 心理学者: 3
- 評論家: 3
- 思想家: 3
- 批評家: 2
- 発明家: 2
- ピアニスト: 2
- 精神科医: 2
- 劇作家: 2
- 神経学: 1
- 物理学者: 1
- 映像作家: 1
- 環境保護論者: 1
- 文芸評論家: 1
- イラストレーター: 1
- デザイナー: 1
- 進化生物学者: 1
- 振付家: 1
- 精神医学者: 1
- 漫画家: 1
- パフォーマンス・アーティスト: 1
- 数学者: 1
- ミュージシャン: 1
- バレエ振付家: 1
- 風刺画家: 1
- 文化人類学者: 1
- 神学者: 1
- 造形芸術科: 1
- 行動学者: 1
- 彫刻家: 1
- 歴史学者: 1
- 生物学者: 1
- ジャーナリスト: 1
- 政治家: 1
- 経済学者: 1
そのため、邦題を念頭に読むと違和感があるかもしれない。Artistsを天才と訳したのは単にマーケティング上の戦略によるなのだろう。本物の天才——ポール・エルデシュやアルベルト・アインシュタイン等——が混じっているのも事実だけど笑
アーネスト・ヘミングウェイ
作家のヘミングウェイは早起きで5時半から6時ごろには起床して執筆作業を行っていたらしい。
ヘミングウェイは立って書いた。胸の高さまである本棚の上にタイプライターを置き、その上に木製の書見台を置いて、それに向かうのだ。最初の草稿は薄い半透明のタイプライター用紙を書見台にのせて、鉛筆で書く。それが上手く書けると書見台をタイプライターに替えて打っていく。ヘミングウェイは毎日、書いた語数を表に記録していた。それは「自分をごまかさないためだ」という。執筆がうまくいかないときは、さっさと切り上げて、手紙の返事を書く。それはいい息抜きになった。”執筆という厳かな義務”——これをヘミングウェイはよく”厳かに書かねばならない義務”と言い換えた——から解放してくれるからだ。
ル・コルビュジエ
近代建築の巨匠ル・コルビュジエはどうだろうか。
現役の間はずっと厳格なスケジュールを守り続けた。といっても、それは本人にとって、まったくつらいものではなかった。午前六時に起きた後、四十五分間、柔軟体操をする。そのあと妻に朝のコーヒーを入れてやり、八時には夫婦そろって朝食をとる。それから午前中いっぱい、絵をかいたり、執筆をしたりして過ごす。この時間がル・コルビュジエにとって一日のうちで最も想像的な時間だった。この時に描く絵は建築の仕事とは関係のない場合が多く、しかもその絵を妻以外には誰にも見せなかった。それでも自分の建築家としての成功は、この午前中のプライベートな芸術的活動に負うところが大きいとしていた。
Conclusion
本書で取り上げられている芸術家の日課は、多種多様でどれも個性的だった。
一日に30分しか働かない人もいたし、17時間から20時間働く人もいた。早朝に働く人もいるし、真夜中に働く人もいた。毎日決まった時刻に働く人もいるし、インスピレーションがわいた時しか働かない人もいた。腐ったりんごを引き出しに入れておく人もいたし、薬中もアル中もヘビースモーカーもいた——意外なことに、不健康な習慣を持つ芸術家は少なくない笑
本書のコンセプト上、一人あたりに割かれるページは多くても数ページだ。気になった人がいたら別に伝記などを読むのがよさそう。